エモ捨て場

言葉にされない気持ちの墓場

2022-01-01から1年間の記事一覧

メルカリの一番安い300円君の存在価値と同じで

××っていい匂いするよね。 なんでいい匂いするの?××が着てたTシャツの匂い嗅いでたら、イイ気分になってきて、今まで一緒に行った場所とか言ってくれた言葉とかそういうの思い出してすごく安心して、抱きしめながら眠ったんだ。 ずっと一緒にいて、でもこれ…

ごちそうしますね。

新幹線でその地方都市に着くと涼しい風が身を包んだ。待ち合わせ場所に来た彼は少し早めの長袖姿で、顔や雰囲気は写真と違わないことにほっとした。魚が美味しいのだという居酒屋で水のように美味しい日本酒をごくごく飲んだ。一貫1000円以上する雲丹のお寿…

神聖法系

「遅れてしまってすみません。入場いまから大丈夫ですか?」僕は眉間に皺を寄せながらそう言った。「大丈夫ですよ。次から気をつけてくださいね。」困ったような笑顔でスタッフはそう言ってゲートを開けてくれた。「大人だね。俺はそんな風に言えないなぁ。…

👋

どうせ僕のものにならないから、気持ち良かった思い出だけでも欲しい。どうせ僕のこと好きにならないなら、もっと下品なキスをしよう。それだけで…。 その人には10年付き合っている恋人がいるが、最近その人の浮気が発覚し、オープンリレーションシップに移…

下ネタ

飛田新地の女の子はまんこめっちゃきつかった!すぐイけた! え?30分で一万五千円でしょ?マジかよ?そんな違う? バカ。全然違うわ。遅漏の俺でもいけたわ。 そういえばさ、キャバクラのアフターってヤレるの? 場所による。ゆるいとこはいけるよ。 仲里依…

Blood,Semen,and Death

彼は勃ちが悪かった。最初はしごきあうだけ。シコシコシコシコ。見つめ合ううちにマスクを外してキスをして唾液を交換しあった。それからお互いのものをしゃぶりあった。 きっと勘違いではなく、僕たちは10年ほど前に一度会っている気がする。彼は銀行マンで…

🪱

熱帯夜は纏わりつくように湿った空気だけではなく、地面さえも息苦しく蒸し返すらしい。暗い街路樹沿の小道でアスファルトにねっとりと濡れた線状の物体が無数に転がっているのに気づく。携帯のライトを付けるとくねくねと身を捩らせ、苦しそうに地面を這い…

××は××らしく

背が高い、今風の若い男。 マッシュっぽいけど、前髪の厚すぎない爽やかなニュアンスに男らしさを感じる。髪はほんのり茶色に染めている。ネイビーのスーツ。ネイビーのネクタイ。はっきりとした顔立ち。あまりやったことのないタイプ。 個室に入ると男はど…

祝福

その人は黒い半袖のパーカーを着ていた。 七分丈のグレーのスラックス。ソールの厚いごつめのスニーカー。黒いマスクで目元は一重。長めの前髪に刈り上げた襟足。かまいたちの濱家に少し似ていた。 まじまじと彼の姿を見ながらお互いのズボンを脱がせあった…

8.10

隣に立ってきた男と目を見合わせた。 下に目線を移す。がちがちになっているそれが見える。 相手の顔をじっと見つめる。何かを伝えるように。そして個室へと向かう。男はそろりと後から続いて入ってくる。 白髪混じりの短髪、痩せ型だけど少し出たお腹、どこ…

モザなし顔出しトコロテン~ローションホイップ・結合部〇見え~

彼はスマホを取り出して、撮ってよいかと聞いた。返事をする前にぽこんという間抜けな音が鳴り、撮影は始まっていた。「すぐに我慢汁がでちゃうんすよね。」彼のパンツのシミを音をたてて吸った。僕がフェラチオする様をマジエロいとか言いながら彼はカメラ…

僕はあなたのことが嫌いです。

全人類の9割が無条件に好きじゃない。 全ての人が恨めしい。憎らしい。呪わしい。 自慢できる不幸もなく平凡に生きた自分も厭わしい。疎ましい。煩わしい。 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 大学時代の友人が結婚するのだと聞いた。 奥手で人見…

のせてます、veroにいろいろ。アルバムは顔とエロです。※等価交換

その人からはジューシーな汗の香りがした。身体のあちこちに顔を埋め、その匂いを脳裏に焼き付けた。匂いが彼の存在の輪郭をはっきりとさせた。 「東京に来てからラブホ入るの初めてです」坂道を登りながら彼はそう言った。僕より年下の彼は背が高いわりに子…

人間便器

久しぶりに会ったその人はずいぶん太っていた。目が合ったけど無視した。歩けば誰かに触れてしまうほど通路にぎっしり人がいたので、他の人とやりたいと思った。お尻を撫でられても素知らぬフリ。しかし誰も僕と視線を交してくれないので、仕方なくその男と…

トトトトトトトトトトトトトトトト

やれなかった。ロッカーで携帯をいじっていたら店員さんにここにいないでくださいと言われた。通路に戻って扉の閉まった個室を隙間から覗くと、その中には一人でチンポをしごく男の姿があった。 やれなかったので、他の×××に向かった。意外と人が多く、しか…

生きるのが面倒くさくて赤信号駆けて渡った爽やかな朝

その人は背が高かった。やせ型の体形だけど、30代になって脂肪が付きはじめたのであろうラブハンドルが愛おしかった。ほとんどクセのない黒髪は前髪を上げたアップバングでツーブロックの刈り上げられたうなじやもみ上げがセクシーだった。僕なんか相手にさ…

男区臭人

僕はクリスマスプレゼントを彼の枕元に置いた。彼からのお返しはきっとないだろう。彼に何か贈る価値があるだろうか。 今年はサンタさん来るかな。 子供の頃待ち遠しかった日々を思い出した。 まあ、プレゼントなんてさ、気持ちがあれば何もいらないのだよ。…