エモ捨て場

言葉にされない気持ちの墓場

2023-01-01から1年間の記事一覧

何でも募集

結局のところ、彼は嫌だと思ったことを少しも耐えることができないのだった。自尊心だけが余計に高くて、自分が軽んじられることがあれば、そこから難癖をつけて逃げ出してしまうのだ。同じことを繰り返してきたのが彼の人生だった。そして彼もどこかでそれ…

ピエタ

レースのカーテンが風でそよぐ。涼しくなった風が教室から廊下に流れこむ。 誰も座らない机と椅子が夕暮れのオレンジ色に染まっている。 彼は生徒に囲まれていた。彼を苛めてきた男子グループの数名。一人の生徒に向かって人差し指を向けて横に勢いよく振る…

盆踊り

祭囃子が聞こえる。太鼓の音。どこか懐かしい、でも聞いたことのない歌謡曲。商店街を通り、駅に向かう途中の神社では夏祭りが開かれていた。浴衣を着た人々が太鼓ののったやぐらを囲みながら手を上げてさげて仰いでゆったりとした動きで踊っている。露店で…

うるわしきとも

その人のことが好きだ。顔も可愛いと思う。彼も僕のことをまだ好いてくれているのだと思う。でも僕たちはもう歯車が噛み合わなくなってしまった。一緒にいてもこれ以上、展望がないということに気づいてしまった。また同じことを繰り返すのだと分かってしま…

贅沢

ボードリヤールによると消費とは「観念的な行為」である。消費は対象が物それ自体ではない。物に付与された観念や意味を消費する。消費には限界がないので延々と繰り返される。延々と繰り返されるのに満足がもたらされないから消費は次第に過激に過剰になっ…

意識受動仮説

意識受動仮説によると人の心(事故意識)とは脳が作り出した巧妙な錯覚に過ぎない。 「私」が統合的に制御して身体を動かしたり感情を感じたり思考している訳ではない。自己意識は無意識の自立分散処理を制御していない。意識とは受動的な体験をあたかも主体…

三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい

それ、面白いと思ってんの? 分厚い皮。ふにゃっとしてる。皮でしごいていた。舐めるとしょっぱい味。結構タイプだった。一重で顔のパーツひとつひとつがはっきりしている。乳首を触りながらキスしてイカしてあげた。腕時計をチラチラみていたので僕が後片付…

死んだ後見た夢

アメ横の路地を進むと惣菜、魚介、ドライフルーツやスパイスなどが剥き出しに軒先に出されている。どこからか生臭さを凝縮させたような煙が立ち込めてくる。くさやを焼いているのだろう。ある店主に話しかけると、その倉庫に案内してくれた。冷蔵庫がヴーン…

not sentimental

ぽっちゃり長身180くらい マスクは外さない。濱家みたいな顔 乳首は噛んだり強めでも感じる つぶらな一重が可愛い。 でもキスしたくなさそうだったのでいくのは我慢した。手全体がネトネトしてしまうくらいいっぱい出してくれた おじさん 眉の濃いはっきりし…