エモ捨て場

言葉にされない気持ちの墓場

ピエタ

レースのカーテンが風でそよぐ。涼しくなった風が教室から廊下に流れこむ。
誰も座らない机と椅子が夕暮れのオレンジ色に染まっている。
彼は生徒に囲まれていた。彼を苛めてきた男子グループの数名。一人の生徒に向かって人差し指を向けて横に勢いよく振る。パカりと首が裂けたが不思議と血は流れない。ゴロゴロと頭が転がっていく。今度は手をピストルの形にして撃つ。すると生徒は打ちつけられたように壁に貼り付けになる。そしてピクリとも動かない。
「いじめたやつはいじめられたやつに殺されるよ。僕がやったみたいにね。だから気をつけて。はは。」

165cm75kg芝犬のような顔。笑うと細まる目。穴を触ると早くチンコ欲しいと言った。
入れるとあたる、あたると喘いでその間もギンギンだった。気持ちいいです。気持ちいいです。と繰り返す。騎乗位で自分から腰を振ってところてんした。

個室で会った後ホテルに向かった。こういうのははじめてだ。タクシーに乗り込んだ。ホテルのロビーは深夜にも関わらず外国人で賑わっていた。アナルに指を入れられる。入れたい。孕ませたい。彼は切ない声でそう言った。また今度ね。と断った。

3Pで二人でチンコを舐めた人。僕の手コキで何度もイキソウになっていたけど、キスをしようとすると顔を反らせた。一緒に舐めた人はタイプじゃなかったけど成り行きで代わりにキスとかした。

スリムだけれど少しお腹の出た人。ややオールバックの艶のある髪型がセクシーだった。
亀頭が大きい。しごきあった。

フェードカット、茶髪。一度やったことのある人。一方的にいかせてもらった。

都合よく呼ばれた人。ごちゃごちゃした部屋。狭い部屋に大きすぎるテレビ。

その人の家に行くのは2回目。彼はとても美味しい料理を振る舞ってくれた。
入れようとしたけれど、どうしても穴に入らなかった。一緒に寝ると安心した。いつもよりもぐっすりと眠った気がした。幸せを感じた。でもどこか退屈でもあった。僕は彼のことを好きにはならないんだろうなと思った。

アナルを舐めると傷を舐めたときの、ほんのり熱いような味がした。
他の人の身体でもそうなんだと初めて知った。

初めて脱ぎ系バーに行った。目の前でセックスが堂々と繰り広げられた。
照明は暗いけどはっきりと見えるその姿と、そのすぐ隣で平然と世間話を続ける店員と常連客のせいでどこか自分の夢に迷い込んでしまったかのようだった。
セックスが終わるとオンリーファンズの収入について話し合っていた。

毎日考えることは彼と別れるかどうかで、彼は月末には出ていくと言った。僕から出て行ってほしいと言ったのにむしょうに寂しさに襲われて何度もやっぱり家にいればといいそうになったのだけど、これまでの積み重なった想いがそれを邪魔した。いっそ別れてみればいい。痛みが欲しいので。

幸せが麻薬であるなら不幸もまた麻薬だという言葉を最近漫画で読んだ。僕はこの不幸から抜け出さなければいけない気がした。「辛い辛いと言いながら現状を変えずに日々を過ごすのは幸せになるために頑張るよりもずっと楽」
でも自分が不幸か幸せかどうかもわからないのに?という疑念が残る。

私はドMでど淫乱な変態です
オナニー週⚪︎回
チンポ大好き
オナニー専用チンポ
身体に落書きをして欲しいという彼にどんな言葉を書くのか電車に乗りながら考えた。
挿入している途中で水状のものがSiriから漏れ出してしまい、ベットに薄茶色いシミができた。

ベッドマットを替えるために祖母を抱き抱える。薄い髪。体重25kg。重いような軽いような。いろいろな管に繋がれている。食べ物は喉を通らないので点滴で栄養を摂取している。オムツをしている。消毒とアンモニア臭。骨張った身体。力を込めたらきっと壊れてしまう。細い指が僕の手を握る。死が近い悲しさの実感のなかに赤ん坊に対すような愛おしさをも感じた。