エモ捨て場

言葉にされない気持ちの墓場

唾液

僕はとある男性の部屋に来ていた。
彼は僕よりも背が高い。僕は彼にくちづけするのに少し背伸びをした。
僕は彼をベットに押し倒した。彼に覆いかぶさり「口を開けて」と言って唾液を流し込んだ。
そのままキスをすると、舌を伝って流れる液体が、お互いを繋ぐようで心地良かった。
僕は彼の乳首の周辺を弧を描くように優しく舐めて、それが終わると強く吸ったり、少し噛んだりした。
乳首を強く刺激すると、彼は「もうダメ、もうダメ…」と普段は低い声が上ずるのが可愛かった。
少し爪を立てて脇腹を触る。太ももの間の柔らかい部分を撫でる。
彼は身体のあらゆるところが感じるようで、そうする度に痙攣するように身体をビクビクと動かした。
ねえ、僕をもうダメの向こう側に連れて行ってくれないかな。
キスをするとその相手のことを好きになってしまうのは、お互いの魂を少しづつ交換しているかららしい。